今回、この仕事の「見える化」メモ術の本を立ち読みしていて、入ってきたワード。
それが、アイディアややることを頭の中で考えるだけで、「見える化」をしていなかったという著者の言葉でした。
僕自身、考えることが好きで、色んなことを思考の中で収めてしまうことが多いタイプです。
それによって、やるべきことやアイディアを見える化せず、同じことを考えるループをしてしまったり、タスクの先延ばしをしてしまう。。。。なんてことが多い。
同じような悩みを抱えている方には、ぜひ読んでいただきたい内容です。
思考活動をより伸ばすために、行動の先延ばし癖を改善するために、「見える化」をしていきたいと思ってる方にお役に立てる本です。
↑以前は、時短と成果が両立する 仕事の「見える化」「記録術」というタイトルで出版されてました。
そもそも見える化とは?
そもそも、「見える化」とは、業務改善活動として、2006年にトヨタが始めたものです。言葉が使われて20年と経っていないので、意外と最近だったんですね。
この「見える化」ができていないと、仕事上では、ヌケ、モレ、忘れが起きたり、効率が悪くなります。
とはいえ、今更、Todoリストや行動の記録のような「見える化」をすることって、「意味あるの?」と思う方もいるかもしれません。
著者が口を酸っぱくして何度も書かれたいたように、人は良い行動に関しては、良い評価をしてしまい、悪い行動に関しては甘く評価をしがちです。
現状を「だいたい」でなく、「明確」に把握することが改善・効率化の面で重要です。
また、仕事以外でも、自分の夢やアイディアを見える化することで、より充実した人生に近づくことができます。
そこで、本書「仕事の見える化メモ術」では、徹底的に、仕事もプライベートも「見える化」し、効率よく叶えるためのノウハウを細かく説明してくれています。
これを読むことで、
・見える化することで、先延ばし癖がなくなる
・時間に余裕を持って取り掛かれるので、計画通りに仕事が終わらせられるようになる
・仕事のヌケ、モレ、忘れがなくなる。
また、仕事での効率化はもちろん、ご自身が気づいていなかった能力開発の可能性や、自己実現のやり方を知ることができるでしょう。
どんな人にオススメの本か?
・仕事が大量にあってなかなか時間通りに終わらないという方
・限りある時間を有効的に使って、仕事意外の趣味ややりたいことの時間に多くの時間を当てたい方
・仕事を感覚でこなしているけど、さらなる成長のために、今の自分の時間の使い方を明確に知りたい方
一つでも当てはまっていたら、ぜひ読んで見てください。
この本を一言で言うと、「24時間という限りある時間の大事さに気づかせてくれる、タイムパフォーマンスを格段にアップさせてくれる本」です。
特に、本書は、仕事の見える化「メモ術」の内容の本ですので、目標設定から、実行、記録、振り返りと、あらゆるシーンでの記録のノウハウが事細かく書かれておりますので、今すぐ使えるスキルばかりです。
著者の谷口和信さんは、2017年にあの手帳で有名な「高橋書店」主催の手帳対象商品企画部門において、1000以上の中から、なんと唯一、優秀賞を受賞された方です。
かつては、月間100時間以上も残業に追われる日々だったそうですが、この本の中で取り上げられている「見える化」を取り入れることで、年間900時間以上の残業を削減された経験をお持ちの方です。
そんな本書が一番伝えたいことは「記録というありふれた行為を、だいたいで終わらせないこと。」だと思いました。
この「だいたい」を「明確」にすることで、夢の実現もより近づくこと間違いなしです!
以下、本の見出しの概要です。
第1章 「見える化」の共通点
第2章 タスクとTODOを見える化する
第3章 予定を見える化する
第4章 行動を見える化する
第5章 思いつきを見える化する
第6章 夢や目標を見える化する
本書から得られたこと2つ
個人的には、2つのことを今回取り入れていこうと思いました。
①意思に頼らずにタスクを終わらせるため、タスクを数字を使った1時間以内のものに明確にし、締め切りを設ける
②やりたいことが確実に終わるルーティンを身につけるために、目標設定、計画、実行、改善に至るまで、全ての工程において、見える化を取り入れていく。
実は、今まで自分の能力を少なからず過信している部分がありました。
例えば、1時間あればこれぐらい終わるでしょうと予想してたのに、実際は半日かかってしまったとか。
自分のモチベーションを上げれば、なんだってできるようになるでしょうと思ってが、意思の力でなく、環境や仕組みが結果を出すために重要であったとか。
改めて、自分の時間に対しての考え方を見直すことが重要だなと気付かされました。
この見える化を上手に活用し、自分の能力をより発揮していこうと思います。
本書で紹介されている「見える化」のノウハウを毎日に取り入れることで、仕事もプライベートも充実すること間違いなしです。
気になった方は、ぜひ書店で手に取ってみてください。
以下、各章と自分の気になった部分をピックアップしてあります。参考にしてください。
目次とアイディアメモ
第1章 「見える化」の共通点
「見える化」の共通点
・すぐ書く、全部書く
・ウィルパワーを消費しない
・1箇所に書く
・すぐ見えるところに置いておく
・「行動の通り道」に置いておく
・未来の自分に向けて、優しく丁寧に書く
・忘れるために書く
第2章 タスクとTODOを見える化する
・大タスク(プロジェクト)は1時間以内に終わるタスクに分解する。数字を入れる
・5分以内でできることはその場で処理する
・所要時間と期限(本当の期限と自分の期限)を決める
・隙間時間用のto doリストを作る(5分程度のもの)→急遽空いた時間にやれる
・移動中でもできるタスク、机の上じゃないとできないタスクをそれぞれ分ける。必要な道具も合わせて書くと、道具なくて作業できない状況を防げる
第3章 予定を見える化する
・どういう順番で仕事を進めるのか?という段取りが仕事の8割を決める
・時間割を作ることで、①締切効果を得られる。②人には頼めない。苦手作業にも取り組める
・必要な時間を記録する①睡眠時間②生活時間(食事、入浴、通勤)→意外と使える時間は少ないと感じられる③自分の時間(やりたいこと、趣味、家族、リラックス)
・①退社時間、仕事を終える時間②ラストオーダー時間(郵便屋さんみたいな、最後の仕事の受付、飲食店30分食事、飲み物15分)
・バッファ(遊びの時間)を入れる
・バッファはタスクごとでなく、昼、夜などのまとまった期間で取る→大きめなタスクにも対応できる
・締め切りを作る→その時間までにやろうと集中できる、達成感も得られる
・時間割を作る時間を決める。朝の5分で時間割を作る→イメージして、取り組むと終えられ安くなる
第4章 行動を見える化する
・何かを変えたい時に一番必要なのは、「現状を知ること」
・探し物をする時間が無駄なように、思い出す時間も無駄。なので、きちんと記録する。
・悪い習慣は、書いて現実を知るのはつらいので、その習慣をなくそうと思えるメリットがある。
・記録することで、自分の行動にかかる時間の目安がわかるようになる。→計画も立てやすくなる。
・自分のパフォーマンスが高くなるゴールデンタイムや、自分のパターンがわかる
・記録後に振り返る。ポイントは「自分を知ること」「これからどうするかを決めること」
・「自分」→何をしたいのか、何をされたら嫌なのか、どんな価値観を持っているのか、どれくらい睡眠時間は必要か
・「これから」→うまくいってることを明確に→続ける。うまくいってないこと→減らす、やめる
・振り返りの日程をタスクに入れる。週に1時間より、毎日5分が効果的。軌道修正できる地図と同じ。理想はタスク完了その都度ごとに振り返る。
・振り返る時の項目を決めておく。定期的にこの項目も改善する。
・振り返りをしなければ、人は24時間のうち、74%を忘れる(えビングハウスの忘却線)
自分の大事な価値観や強みにも気づける。
・週の振り返りの日程は先に予定として入れてしまう。①増やしたい習慣、減らしたい習慣を使って習慣を数字で把握して改善。②日々のログを参考に、第一象限、第二象限の比率を増やす。など。
自己成長の時間、家族のための時間、趣味の時間を数字で目標を決めておく。
・振り返った後は、「どうすればそれができるか?」と未来につながる質問項目を必ず入れる。
第5章 思いつきを「見える化」する
・記憶よりも記録する
・外メモ(話を聞きながらなど◯◯しながら書くメモ。内メモ(自分の内側から湧き上がるアイディア。)
・メモをする場合の色と意味を決めておく(赤は良い。青は悪いなど。赤はプライベート、青を仕事など)
・メモは読み返す。思考活動多めの人は、アイディアばかり浮かんで行動に繋がらないことも。アイディアをしっかりまとめ、タスクの中に、「アイディアをまとめる」というタスクを入れる。
第6章 夢や目標を「見える化」する
・ビジョンをイメージしてから、やりたいことリスト100、数値化して行動の進捗をわかるように
☆著者オススメの質問
・今日の学び、気づきは?
・今日やったことで誇れることは?
・楽しかったことは?
・感情的になったことは?→客観的な自分になる練習になる。冷静さで仕事の結果を出しやすくなる。