この本を一言で伝えるなら、夢を叶えるための「描く力」「行動力」「自信」全て身につけさせてくれる「記録術」の本です。
隅から隅まで読み切って、すでに記録術を活用している僕が、この本の魅力と感想をまとめマップと共に、お伝えしていきたいと思います。
【この記事ではこんなことが知れます】
・手帳を中心とした記録術のやり方
・夢や運を引き寄せるマインド
この記事を読めば、「夢を叶える記録術」が知れて、「今すぐ手帳を書いたくなっちゃうかも?」しれませんよ。
ちなみに、本書は以下の構成になっています。
第1章 やりたいことが叶う「記録の効果」
1 やりたいことは「記録」が叶えてくれる
2 記録の道具はデジタル派?アナログ派?
3 叶える人と叶えられない人の3つの違い
4 「手で書く」ことがやりたいことを叶える
5 サブ手帳が今と未来を繋げてくれる
第2章 やりたいことが10倍叶う「考え方」
1 運の良い人、悪い人の特徴
2 シンクロニシティに意識を向ける
3 上機嫌思考がツキをもたらす
4 鈍感はツキから見放される
5 すぐ決断する人がツキまくる理由
6 勝ちグセをつける負けグセ解消法
7 人生の流れを変える4つの要素
8 誰でもやりたいことが叶う4つのルール
第3章 やりたいことが10倍叶う「記録術」
1 やりたいことが叶う3つのステップ
2 ステップ1 叶えたい未来をイメージする
3 ステップ2 逆算して未来計画を作る
4 ステップ3 成長を楽しみながら行動する
第4章 やりたいことが10倍叶う「7つの新習慣」
1 知識は借りて、体験は自分でする
2 やる気はやってから出てくるもの
3 3日坊主を100回続ける
4 叶えられない人の3つの特徴に学ぶ
5 ひらめきを実現するために「メモ魔」になる
6 サードネームがもたらす4つの効果
7 「バナナの法則」で奇跡を起こす
第5章 やりたいことが10倍叶う「大切なもの」
1 「やりたいこと」を叶えて「幸せ」を掴む方法
2 仲間があなたの成長を加速させる
3 「仲間」と「言葉」でやりたいことは叶う
4 仲間と一緒に「ちょい難チャレンジ」を楽しむ
5 会社と社員の夢を叶えるドリームマネージャー
冒頭部分で「記録の効果やメリット」についてお伝えしてくれており、「夢を叶える考え方」「夢を叶える3ステップ」「大事な習慣」など余す所なく書いてくれています。
「できたこと」を起点に夢を叶える記録術
もしかすると、人によっては、「記録するだけであなたの夢が10倍叶う??」と半信半疑の方もいるかもしれません。(失礼ながら、僕はそう思っていました。)
そう思っている方に、ぜひお伝えしたいのですが、
「この本、読めば読むほどその意味がわかってくれるヤバイ本です!」
というのも、本の中で「夢」と「手帳」をリンクさせて、「記録術」をうまく使いこなす方法が、わかりやすく紹介されているんですね。
その中でも、一番しっくりきたのは、「できたことだけを記入する」というフレーズ。
今までは手帳に書くことは、目標や計画、タスク管理や反省点のような小難しいことばかりだと思っていたんです。
でもこの本で紹介されていた大切なことは、まずは「できたこと」に目を向け、そこを起点に、自分の夢を加速させていく方法でした。
それが夢が10倍叶う大きな理由なんだということがわかり、まさに目から鱗でした。
目標達成・継続が苦手な方こそ読んでほしい
本書は、「記録するだけであなたの夢が10倍叶う!夢を叶えるドリームマネージャー手帳」というタイトル。
著者は、一般社団法人ドリームマネージャー協会の設立者であり、累計3万部を世に出している金村秀一さんです。
筆者は夢を叶えたい方に読んでほしいと本の中で伝えてますが、
僕はその中でも、特にこんな方に読んでほしいです。
【こんな人にオススメ】
- 目標達成が苦手だと思っている人
- 継続することが苦手だと思っている人
- デジタルよりアナログに興味がある人
というのも、僕自身がドンピシャに、「夢を叶えたいのにも関わらず、目標達成も継続も苦手だという意識があり、自分のための本だとすら感じたから」です。
「夢を叶えること」と「幸せ」2つのバランス
本の紹介に入る前に、本の内容をよりよくお伝えするべく、ちょっと自分の話をせてください。
僕の本業はライフコーチです。
夢を追いかける人間として、夢を叶えていきたい人を応援しています。
そんな仕事をしていながら日々感じことは、「夢を叶えること」と「幸せ」のバランスをうまく取れている人はそんなに多くないということ。
それだけ、この2つのバランスを取ることは難しいです。(僕ももちろん完全ではありません。。。)
月収100万越えと世界一周という僕にとっての大きな夢を叶えても、あくまでそれは「点」であり、「幸せ」がずっと続くわけではありませんでした。
なので、「点」と同様に大切なことは、幸せを感じる「価値観」を満たし続けること。
逆に、幸せを感じるような、ゆるい毎日を送っていても大きな夢はなかなか叶わないものです。
この2つのバランスを満たす方法をどうしたらいいのか?と悩んでいたところに現れたのが、この本でした。
夢を叶える3ステップの醍醐味である「逆算思考」と「楽しみながらできたことを残す」ことをしっかりやり込めば、「やりたいことを叶えること」と「幸せ」の2点をしっかり積み上げていくことができます。
夢を叶えていきたいけど、自信がない、目標達成や継続が苦手。
逆に、目標も夢も次々達成していくけど、なんだか幸せを感じ辛い。
そんな2つの視点を同時に解決するのがこの本に書かれている「記録術」です。
アナログの良さとやりたいことを叶える3つのステップ
僕が個人的にいいなと思ったのは、「デジタルでなく手帳に記録することのメリット」と「やりたいことが叶う3ステップ」です。
本の中ではたくさんのことが紹介されているので、絞るのは心苦しいのですが、今回はそこを重点的に紹介していきますね!
やりたいことが叶う記録の効果
そもそも、記録することでそんなにメリットってあるの?って思う方もいるかと思います。
でも読んでみると、「正直やらなきゃ損でしょ!」ってぐらいメリットだらけです。
【記録することのメリット】
- 成長を体感できる
- 自分に気づける
- 成功の型がわかる
- 見える化が自信をもたらす
記録と言っても、アナログでやるのか?デジタルでやるのか?大きく意見が別れるところだと思います。
そこで、筆者は両方のメリットを紹介してくれています。
【アナログツールのメリット】
・俯瞰ができる
・思考の整理になる
・自由度がある
・愛着が湧く
・1年単位で残せる
→プライベートに関すること、長期的なことはアナログツールが向いている
【デジタルツールのメリット】
・手軽さ
・検索が容易
・情報量が多い
・繰り返しが得意
・情報の共有が簡単
→仕事に関することや、短期的なことデジタルツールが向いている
テクノロジーが発展したこのご時世、「デジタルでやった方が良くない?」なんて思う方もいるかと思いますが、
デジタル、アナログ両方のメリットを理解して、手帳などに記録することはとても良いように思いますね!
やりたいことを叶える3ステップ
この本の一番の要とも言うべき場所は、「やりたいことを叶える3ステップ」です。
【やりたいことを叶える3ステップ】
①叶えたい未来をイメージする
②逆算して未来計画を作る
③成長を楽しみながら行動する
順番に掘り下げてお伝えしていきます。
①叶えたい未来をイメージする(描くことが苦手な人はココ!)
ここでやることは、やりたいことを思いつくままリストアップし、それをビジュアル化すること。
その際、8つのカテゴリー(①健康 ②価値観 ③学び ④人間関係 ⑤楽しみ ⑥旅行 ⑦仕事 ⑧お金)に振り分けましょうとのこと。
そして、この8つのカテゴリーの順番を以下のように満たしていくことが大切と書かれてました。
【「やりたいことを叶える」と「幸福」のバランスのために】
基礎(①健康②価値観③学び)
↓
応用(④人間関係⑤楽しみ⑥旅行)
↓
発展(⑦仕事⑧お金)
こんな感じに実際の表や写真が載っているので、とてもわかりやすかったです。
②逆算して未来計画を作る(計画が苦手な人はココ!)
個人的に、逆算思考で未来計画を実行できるレベルにまで落とし込むことが苦手なので、とても参考になりました。
人は条件反射で目の前のことに目がいってしまうもの。
理想の未来から外れてしまうのを防ぐために、このSTEP2があります。
具体的には、2つのガンチャートと、センターピン(アクションプラン)を見つけるやり方です。
このガンチャートが、プロジェクト単位とルーティンタイプと別れており、最初はなんか大変そうだなと感じましたが、実際にやってみると「めちゃくちゃいいやん!」ってなりました。
その理由は、ステップ3の所でお伝えします。
もう一つ、「センターピンを見つける」というのもいいです。
どんなアクションを取ることが一番結果が出やすく、しかも自分の中でとっかかりやすいのか?という指標があります。
この基準があることで、
気分でやってしまう成果につながりづらいアクションと、
今の自分に必要なアクションが何なのか?というズレを起こしづらく、
また立ち止まることなくアクションを起こし続けられます。
このセンターピンを見つけるというのは、今すぐやっていきたい内容だなと感じました。
③成長を楽しみながら行動する(継続力や行動力がない人はココ!)
準備が整ったら、できたことだけを記入していく。
これがステップ3でやることです。
計画を立てたところで、気持ちをずっと保てるかというと、なかなか保てないものです。
誰だってやる気は低迷します。(←これ意外に盲点!)
このやる気の低下を和らげてくれるのがビジョンボードであり、
人生の流れを変える4つのルールであり、
日々シールやスタンプで印を残すという行為です。
特に、この印を残すという行為は「自分が日々積み重ねた証」を後で確認ができるので、自信につながります。
なかなか成果が出ないなって時にも、実はやっている努力が見えていないだけです。
なので、記録をして見える化がポイントになります!
【楽しみながら行動できるカラクリ】
記録で見える化
↓
満足感が高まる
↓
自信につながる
↓
継続できる
夢を叶えていくのには、自分はできるという思い込みが必要で、
やってきた証を見ながら、「結構頑張れてるかも!」とか「継続できてるかも!」と思えるようになることで自分に自信がついてきます。
僕もシールを貼るのをやってみましたが、これが意外に楽しかったです!!笑
特に、ルーティンタイプでは、自分が実際にアクションを起こしたら、スタンプやシールを貼りましょうというのが書いてあり、これが自信をめちゃくちゃつけさせてくれます。
子どもの心になって、日々楽しんでいくことで、夢は叶いやすくなるのかもしれませんね!
その他、閃きやシンクロニシティと言って直感を大切にするメリット、理想の1日のデザインの仕方の紹介や、マインドも一緒に整えてくれる素晴らしい本でした。
記録術を生活に取り入れよう
まだまだ紹介したいところはたくさんありますが、内容が気になる方はぜひ書店やアマゾンでチェックしてみてください。
きっと、あなたの夢が近づく手助けをしてくれますよ!
これからはビジョンボードの精度を上げたり、まだ完全に使いこなせていないセンターピンを活用して、実行力の質を高めていきたいです。
それではまた!
#ドリームマネージャー